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洗米・浸漬
秒単位で水を切る。米と水の、最初の対話。

Craft
水を仕込み、米を蒸し、菌を待つ。浮月の一年は、夜のいちばん長い季節に始まります。
蔵の裏手にそびえる月影山。その雪解けが二十年の歳月をかけて辿り着く伏流水は、きわめて硬度の低い超軟水です。発酵はゆっくり、口あたりはやわらかく。浮月の酒質は、この水が決めています。
純米から純米吟醸までは、蔵から十里以内の契約農家が育てる五百万石。旗艦「月虹」にだけ、兵庫県産の山田錦を使います。雪国の寒暖差が育てた芯のある米を、その年の米の声を聞きながら磨きます。
秒単位で水を切る。米と水の、最初の対話。
夜明け前、甑(こしき)から湯気が立ちのぼる。外硬内軟に蒸し上げる。
乳酸菌を待ち、酵母を待つ。ひと冬かけて、醪(もろみ)を育てる。
槽(ふね)でゆっくりと搾る。雫が、酒になる瞬間。
130年
600石
8名
35%